何で電気自動車は未来であると言えるのか。①

何年前からも電気自動車は自動車産業の未来であると考えている。当時自分は正しいと証明するために、電気自動車の株も買い、3年間を持ち続けた。今は何倍も値上がりしている。今日は株のことを話したいのではなく、”電気自動車は未来であること”は共通認識となり、全世界に風を巻き起こすことである。

 

当然ながら、何年前に僕はこのことをいう時、たくさんの人が反対された。電気自動車は未来の主流ではないとか。今も反対する人もいるが、明らかに少なくなった。

 

しかし、この未来はどのぐらいの先だろうか。五十年だろうか。百年だろうか。

いいえ。多くても十年、八年先のことだ。なぜ僕はこんなに自信があるかというと、中国はこれをほしいし、世界もほしいからだ。

 

昔、ソ連の”トカマクの父”はこう言った。「人類がコントロール可能な核分裂がほしい時、コントロール可能な核分裂は現実になる」。電気自動車も同じである。皆は電気自動車をこれ以上待ちきれない時、命かけて研究開発し、そして成果がでる。コントロール可能な核分裂と同じ、今は電気自動車がほしい時、突破的な技術が生まれる。

 

では、問題。なぜ電気自動車が必要のか。

 

1.電気自動車の発展という共通認識

まず、中国のある永遠な課題は明らかである。それは石油に対する依存だ。海外石油への依存度を下げろ、下げろというものの、下げれば下げるほど、依存度が高くなる。

 

その理由は複雑ではない。中国の経済的発展に伴い、工場を稼働するため、車を運転するため、たくさんの石油が必要となる。そして中国の車保有量は世界一になるとともに、石油依存度は70%のレットライン以上に達した。

(中国の海外石油依存度: 2010年 55%、2015年 61%、2019年 72%)

 

石油を依頼しても悪くはないが、依存度が高すぎると被動的な局面に陥りやすくなり、危機に直面する。海外の食料依存と同じく、依存しても良いが余地を残さなければいけない。他の人からの邪魔を排除する必要があるからだ。この世界はジャングルの世界であり、単純な人は生き残らない。

 

知っているようにソ連は国運を石油の輸出にかけたが、石油価格が暴落した後、ソ連はたちまち外貨準備高がなくなり、日常生活品が補充されなくなった。国民はどこでも長い列を作り、心を乱し、間もなく崩壊した。

 

故に、中国は代替品に多大な力を入れなければならない。これも中国は近年”コントロール可能な核分裂”に熱心して研究する原因である。しかも世界中のレアメタル(希少金属)の鉱山保有に着手している。現在の電気自動車のバッテリーでも、将来の核分裂材料でも、大量のレアメタルが必要からである。

 

コントロール可能な核分裂核融合が現実になったら、人類は石油依存から脱出するが、大量のレアメタルが必要となる。その時、アフリカは中東アジアを取って代わり最も裕福な地域となる。皆もわかるだろうか。今のアフリカ進出はそんな単純なものではないこと。しかもアフリカでは超大型の鉄の鉱山があり、将来はオーストラリアへの鉄鉱石依存から脱出することも可能となる。

 

もし中国は完全に自動車の電気化を実現すれば、大幅に石油への依存度を下げることができる。石油の産出はサウジアラビアやロシアなど少数の国に限られているに対し、電力の生産はたくさんの方法がある。例えば、太陽光発電風力発電水力発電原子力発電など、中国の巨大な西部地区をうまく利用することも期待できる。

 

中国は大量の高原地区があり、例えば内モンゴル新疆ウイグル自治区など、人がいない地域が広がっており、ちょうど太陽光発電所の建設に向いている。下記のように、

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大規模太陽光発電

又はこのように、未来都市のようなもの。

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太陽光発電タワー

近年、ヨーロッパや米国も電気自動車の開発に力を入れっており、多くの国もスケジュール表を提示している。燃料自動車の使用中止は環境問題の解決にもなるため、電気自動車の実用化は全世界の共通認識となっている。

                                 つづく。