前向きな子育て  『Positive Discpline』を読んだ ①

1.親になるための資格証書

親は子供に対する愛は少しでも疑うこともないが、子育ての中、希望と愛だけで完全に不足である。例えば、手術を受ける時、先生は”僕は経験もなく、学んだこともない、だが、あなたを愛し、自分にも自信がある。僕を信じてください。”と言われた時、あなたはどうするのだろうか。もちろん、逃げる。

 

最も資格証明書をもって仕事をする職業は親である。しかし、皆さんは考えてみて、どのぐらいの人は親になる前に真面目に科学的、有効的な教育方法を学んだのだろうか。たくさんの親の教育理念は気まぐれと言っても過言ではない。僕もこのように大人になった。僕の子供もこのように大人になれる。間違えたか。間違えた。

 

僕の成長経歴について、真面目に考えたことがあった。そして、僕の反抗期は最悪だった。たくさんのバカなことをした。多くの時間が無駄になり、僕を愛する人たちに深く傷をつけた。それでもなお、いま僕の子供たちも同じ過ちを見過ごし、許すのだろうか。

 

考えてみた。僕の子供の僕のように反抗するのであれば、僕の現在の主観的な憶測や経験で彼を救い上げ、教育することは可能だろうか。僕はそのような自信がない。

 

去年『Positive Discpline』に出会うまで、僕は子供教育に無知であったことは分からなかった。また、僕が当初悪いことばっかりする理由を知った。子供たちが何を考え、何がほしいのか。彼らの親としてどう行動すればよいかを知った。

 

多くの家庭では子供を教育する時、蜂の巣をつついたような大騒ぎだ。僕を信じてください。この本を読んで、”前向きな子育て”方法を使い、子供たちと一緒にいる時間は、もっと楽しく、幸せになる。もちろん、どの教育方法でも子供を完璧な人にすることはできない。しかし、どのように彼らを手伝い、成長の過程で、僕の子供時代のような過ちを避けることができる。

 

2.放縦、懲罰と前向きな子育て

まず、伝統的な家庭の子育て方法をみてみよう。私たちの選択は限られている。一つは厳しく懲罰すること。親は規則をつくり、何をしていいか、また何をしてダメかを子供に要求する。子供はこの規則を守らなければ、当然罰を受けることになる。私たちの考えの中で、子育てはこのようなものである。

 

二つ目は厳しく懲罰の反面で、放縦である。子供の行動を制限せず、子供の思い存分にやらせる。やりたいこと、何でもよい。親は子供が成長したら、自然にわかるようになると信じている。私たちはそのような”悪ガキ”をみて、その親は無責任だなぁと連想する。

 

また、三つ目はこの本で紹介している”前向きな子育て”である。

”前向きな子育て”とは何かを説明する前に、まず以下の例をみよう。

 

ある朝のこと、ママは3歳の子に朝ご飯はパンか、ご飯かを聞いた。子供はパンを選んだが、一口食べた後、まずいと言って、ご飯を食べたいと言った。さて、ママは上記の3種類の対処法で考えてみよう。

 

厳しいママは再三説教した後、激怒し、子供を殴った。

優しすぎるママは、自分のパンをおいて、すぐご飯を作り直す。子供の要求を満足する。この一幕はお昼でもう一度上映する。

 

前向きな子育てママはどうするのだろうか。”わかった。食べなくてもいいよ。遊んでいいよ。”という。怒りもなく、子供の言いなりにもならない。しばらくしたら、子供が”お腹が空いた”と言った。ママは親切で反論できない口調で、”お腹が空いたのはわかる。でも、お昼まで我慢できると信じるよ。”と子供に言った。

 

このことから何が分かったのだろうか。前向きな子育て方法は、説教もなく、批判もない。子供の為にもう一度朝ご飯を作ることもなかった。だが、子供の意見を尊重するうえで、親切で、しっかりした態度で、子供に自分の選択に対して、責任を持ってもらった。

 

3.放縦のデメリット

まず、放縦型教育では子供が自分でやるべきことをやらずに、負担すべき責任から逃げ出す。この状態が長続きすると子供は生活能力を失い、責任感がなくなる。放縦型教育の子供は自己中心になり、思いやりがない。

 

しかも、自分の行動はどこまで正しいのかが理解できず、自尊心がなくなり、親の愛ですら感じなくなる。この教育のデメリットは明らかである。

               

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